2011/12/12
特別レクチャー@阿佐ヶ谷美術専門学校
12月5日、mieru石川は江副育英会先輩でもあるcocoroeの田中美帆さんご紹介により、新高円寺にある阿佐ヶ谷美術専門学校にて特別レクチャーをさせて頂きました。
テーマは「クリエイティブの仕事と役割 - 走りながら武器を取れ!日独伊のクリエイティブの現場から - 」
これまでの石川の縦横無尽、波瀾万丈の軌跡を、就職を間近に控えた研究科生を対象にお話しさせて頂きました。2001年の渡独から始まり、各地での展覧会、イタリアへの逃避行と、現場でのもみくちゃ・しわくちゃ、日本での浦島太郎状態…、いつの時も前のめりの姿勢で「走りながら武器を取」ってきた石川。
皆様、楽しんで頂けましたでしょうか。。。。
これから社会に飛び出して行くということで、不安のある学生さんも多いようでしたが、石川自身も満身創痍でがんばってますので、そんな前のめり精神をお伝えできていれば、幸いです。
21世紀、グローカル時代の外国語教育
11月終わり、東京ドイツ文化センターで行われた国際シンポジウム「21世紀、グローカル時代の外国語教育」を聞きに行きました。3日間に渡って開かれたシンポジウムには、ドイツ語、英語、フランス語、スペイン語、日本語の分野の研究者が集い、意欲的な取り組みや、現場での課題など、興味深い発表盛りだくさんでした。
3日間それぞれの日程で大きくテーマが決まっていたのですが、
1日目:言語政策と外国語教育
2日目:教授法/理論上の考察
3日目:現場での諸課題
mieru渡辺は2,3日目のみの参加でしたが、今の日本に本当に必要なのは、第一日目のテーマである「言語政策と外国語教育」なのかもしれません。行政面から、日本という国が、日本語や外国語をどのように位置づけ、何を目指すのか。。。経済的観点のみならず、「自」と「他」の認識という意味においても、真剣な議論が必要であるのかも。
さて、発表で興味深かったのは、九州日仏学院の先生によるフランス語の現場からの報告。
フランスに憧れを抱いている日本人というのは多いわけですが、例えば会話一つ取ってみても日本のそれとは大きく異なるため、フランスにやってきてびっくり仰天する場合が少なくないらしい。
例えば、フランスでは会話の間、
-相手をさえぎって自分が話し始めたり、
-相手に反論したり
-全然違う話題を持ち出したり
これ、全部OKらしいのです。反対の意見を出す事も、「あなたの議論、テーマに関心を持っていますよ」を暗に示す事になるんだそう。
確かに、こういった点は言葉を学ぶだけではわからないですねぇ。。
2011/11/24
syoryu表紙、ゴールド企画賞受賞!
先月10月終わり、株式会社メイテック様の社内報「SYORYU」が㈱ナナ・コーポレート・コミュニケーション主催の
「全国社内誌企画コンペティション」にて複数の部門で受賞し、mi e ruが担当させて頂いている表紙も「ゴールド企画賞」を頂きました!
2011/11/04
印染トートバッグ展
2011年11月24日(木)から
「東日本の職人と180人のクリエイターがつくる 印染トートバッグ展」
がはじまります。毎年恒例のチャリティー企画展、今年は東日本大震災で被災した東北4県の職人さんに直接お仕事を依頼する形での支援も踏まえたものになっています。
mi e ru石川もお声がけ頂き、シンプルで染めの色合いが鮮やかに映えるバッグを制作しました。
このトートバッグ、縦横360x460の大きめサイズ、マチもたっぷりあって収納力抜群。なにより平安時代から続く伝統工芸である印染(しるしぞめ)の色合いがとても鮮やかで、迫力があります。
「東日本の職人と180人のクリエイターがつくる 印染トートバッグ展」
2011年11月24日(木)~ 12月22日(木)
11:00a.m.-7:00p.m. 日曜・祝日休館 入場無料
会場はJR・東京メトロ新橋駅、銀座駅より 徒歩5分のGUARDIA GUARDENとG8になります。
バッグは展覧会会期中、予約注文販売もされており、収益は東日本大震災の被災地に寄付されます。
ご来場お待ちしています。
リクルートGUARDIAN GARDENのサイトはこちら
2011/10/16
日独映画祭in広島
10月14日から10月いっぱい、広島の映像文化ライブラリーにて、日独交流150周年の一環として「日独映画祭」が開かれています。
激動の戦中戦後、東西ドイツ分裂時代の60,70年代、そして統一後の2000年代の映画が目白押しで、濃いラインナップになっているようです。
個人的には1943年の「ほら男爵の冒険」(原題:Muenchhausen)と、2008年「ウェイヴ」(原題:Die Welle)が気になるところ。
「ほら男爵の冒険」は、「飛ぶ教室」等児童文学で有名なエーリヒ・ケストナーが脚本を手掛ける、奇想天外な物語。ケストナーは当時反ファシズムの態度を明確にし、戦中もスイスや南ドイツに避難したものの、最後まで亡命せず生き抜いた人物。それだけに、この終戦間際の時期に撮られた映画はどんな感じなのか、いろんな意味で興味をそそられます。
2008年公開の「Die Welle」は、スタンフォード監獄実験を連想させる映画。最初はそんなつもりはなかったのに、与えられた「役割」を演じているうちに。。。って感じでしょうか。残念ながらmi e ruは広島の映画祭には行けないけれど、DVDを借りて是非見てみたい映画!
→サイトはこちら
「ほら男爵の冒険」↓
「ウェイヴ」↓
さて、広島繋がりということで、今年14周年を迎えた広島市立大学とハノーバー専科大学の交流についてパネルを制作しました。ごく簡単なものですが、お越しの際は見てみて下さい。
激動の戦中戦後、東西ドイツ分裂時代の60,70年代、そして統一後の2000年代の映画が目白押しで、濃いラインナップになっているようです。
個人的には1943年の「ほら男爵の冒険」(原題:Muenchhausen)と、2008年「ウェイヴ」(原題:Die Welle)が気になるところ。
「ほら男爵の冒険」は、「飛ぶ教室」等児童文学で有名なエーリヒ・ケストナーが脚本を手掛ける、奇想天外な物語。ケストナーは当時反ファシズムの態度を明確にし、戦中もスイスや南ドイツに避難したものの、最後まで亡命せず生き抜いた人物。それだけに、この終戦間際の時期に撮られた映画はどんな感じなのか、いろんな意味で興味をそそられます。
2008年公開の「Die Welle」は、スタンフォード監獄実験を連想させる映画。最初はそんなつもりはなかったのに、与えられた「役割」を演じているうちに。。。って感じでしょうか。残念ながらmi e ruは広島の映画祭には行けないけれど、DVDを借りて是非見てみたい映画!
→サイトはこちら
「ほら男爵の冒険」↓
「ウェイヴ」↓
さて、広島繋がりということで、今年14周年を迎えた広島市立大学とハノーバー専科大学の交流についてパネルを制作しました。ごく簡単なものですが、お越しの際は見てみて下さい。
2011/10/06
SYORYU秋号!
前回のSYORYU夏号からあっという間!!
秋号は「実」にも見えるドローイングの集合体です。ちょうど特集も「つながりとは○○である」なので、不思議に調和していうような、ずれているような、いつものmi e ruワールドしっとり秋風味に仕上がりました。
2011/07/26
2011/07/11
夏の日の贈り物
7月初旬、mi e ru石川です。
梅雨の熱気に導かれ、とある素敵なパーティに行ってきました。
一軒家を貸し切り、おいしい手作り料理と音楽や創作のあふれるパーティです。
催し物のひとつ、石川によるライブペインティング。
ボール紙の上にあるものを並べ、その上にドローイング。
さて、その「あるもの」とは。。。。
なんと絆創膏、でした!
描き終わったら、丁寧にはがして。。。
みんなの手にぺたり!
そう、「希望をあたえる」をテーマに、震災を含め、さまざまに傷をおっているひとたちの心を癒そうと、「絆創膏」をモチーフにドローイング。白い部分に赤丸を加えて、日本の国旗にみたてています。
Pray for All!
photography:mitamura-kun
2011/06/16
あじさいの季節
あじさいの季節到来。
2月の梅、4月の桜(は震災ショックでふっとび)、そして6月のあじさい。
花の色がどんどん湿気をふくんだ、青みがかった色に変化してきています。
mi e ruはそんな中もくもくと仕事を進行中。
日差しがぐんと強くなる夏の完成に向けて、またしばしの間集中です。
2011/06/08
ドイツの先生方のワークショップ
6月初旬に広島市立大学にて行われた、ドイツ人教授を招いてのワークショップに通訳としてお手伝いに行ってきました。
ワークショップは3日間という短いものでしたが、彫刻とプロダクトデザインの先生方がそれぞれユニークな世界観を作り上げていました。
彫刻の先生主催ワークショップでは、身の回りの「ゴミ」といえるようなマテリアルを使ってどんどん「何か」を制作してゆき、最後に空間に配置します。バラバラに裂かれた靴やバスケット、傘等を、先生と学生さんたちがああでもないこうでもないと話し合いながら構成します。
プロダクトのワークショップでは、ネジやはさみやライター等の身近で小さなオブジェクトを基本的な幾何学形態にまでそぎ落とし、40センチ四方にまで拡大、紙を用いて組み立てていくというもの。単に紙同士をくっつければよいというのではなく、糊しろも含めた展開図からの制作です。
最初は戸惑いのあった学生さんたちですが、先生とも身振り手振りで会話し、スケッチで分かり合い、もくもくと作業し、最後にはおもしろい空間ができあがりました。
2011/05/09
スニーカー届きました!
ガーディアン・ガーデン主催チャリティ展にて制作したスニーカーが届きました。
石川マサルの世界観が爆発した不思議な模様のスニーカーですが、履いてみると驚くほどしっとり馴染みます。「足先」という限られた面積だからこそ映えるボルボックス( 田んぼや川、池等に生息する緑藻植物)とドローイングの織りなすおもしろいシューズに仕上がりました。
2011/04/11
SYORYU春号完成!
株式会社メイテック 社内報SYORYU 春号が完成しました。
小宇宙を思わせる配電盤の写真に、不思議な息吹を感じさせるドローイングを合わせ春号としました。
思えばこの号の入稿は3月11日の数日前。まさかあのような災害に見舞われるとは思いもせず、あたたかで生命に満ちあふれる春をイメージして作っていました。
その後地震や原発、静かに混乱を抱える東京での毎日に戸惑いもありましたが、そんなタイミングで届いたのがこのSYORYU春号です。
おそらく、この社内報を受け取られた方の中にも被災され、今もまだ先の見えない状況の方もいらっしゃると思います。そんな中で、僭越ではありますが、あたたかでやさしい一瞬をお届けできれば幸いです。
2011/03/06
WPCパンフレット完成!
首都大学東京大学院都市環境学環様へのWPC(壁式プレキャスト鉄筋コンクリート)についてのA4,16ページのパンフレットが出来上がりました。古くなった集合住宅をよみがえらせる技術について様々な説明が展開されますが、できるだけ見やすく、かつ信頼感を得られるような世界観を目指しました。
2011/02/09
梅ほころぶ
近所の公園にて毎年恒例の梅祭りが始まりました。
いつも通る公園ですが、もう梅が咲いていたとはまったく気づかず。
最近の寒さも着実に春へと繋がっているのだな、と実感した次第です。
さて、mi e ruでは年度末?にふさわしく、もろもろ「まとめ」系のお仕事が進行しています。
これまでのプロジェクトをまとめたり、作品をまとめたり。。。。
まとめて「おわり」ではなく、まとめることによって「はじまる」、そんな作品を目指して日々精進です。
2011/01/11
SYORYU冬号完成!
株式会社メイテック社内報「SYORYU」(しょうりゅう)冬号が完成しました。
文字通り「社内報」なので一般の方の目に止まる機会はなかなかないのですが、毎号季節を感じさせる気持ちのよい写真(中野愛子さん撮影)と、mi e ruの持ち味である「よくわからん生物」的なイラストレーションとのコラボで表紙をお届けしています。
昨今紙媒体での社内報はどんどん少なくなっているようですが、社内報をポストに見つける喜びや、実際に紙に手を触れたり、表紙のわけわからん生物に想像力をかき立てられたり(?)五感をフルに使って楽しんで頂けるよう、表紙という限られた部分ではありますが、頑張って行きたいです。
これまでのSYORYU表紙は→こちら
2011/01/09
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