ずいぶん久しぶりなブログ更新です。
年明けから忙しさがヒートアップし、気がついたら3月目前の今日この頃。
やや落ち着きを取り戻してきたので、最近のお仕事をご紹介します〜。
先日、日本セーリング界の重鎮であられた並木茂士さんの追悼集を制作させて頂きました。残念ながら亡くなったのち初めて並木さんについて知るに至ったわけですが、文集用に集まってきた思い出が綴られた文章や写真や華々しい功績の数々に、途中から仕事であることも忘れて引き込まれてしまいました。おそらく誰の人生であっても、改めて紐解いてみれば数々の感動や希望や絶望に彩られているのでしょうが、それにしても並木さんの人生は濃いっ!
高校時代からヨットに親しんでいた並木さんは、早稲田大学に進学されさらにその世界を突き進んでいかれます。同じ時代に海を駆け抜けた仲間に石原慎太郎さんや祐次郎さんがいらっしゃるそうです。海外のレースにも積極的に参加され、まさしく「七つの海」をまたにかけての大活躍。その豪快で頼もしい性格と、一転繊細でこだわりのある面からくりひろげられる武勇伝の数々。。。。
もう亡くなってしまったけれど、こんなに面白く魅力に溢れた人がいたんだなぁ。。。と、感銘を受けました。
しかし、久しぶりに150ページに迫るページ物のお仕事をさせていただきましたが、やはり「本」ってよいですね。ものすごく大変なんですが、なんというか出来上がってみると非常に「報われる」な〜と実感しました。並木さんの人生がたった150ページに収まるわけも、本当はないのでしょうが、それでもこうして実際に手で触れることのできる物体に、なんらかの形で落とし込むお手伝いができるというのは、デザイナーとしても感動するお仕事でした。
追悼集「航跡NAMIKI さらなる七つの海に向かって」は、
2月某日、帝国ホテルで開かれた並木さんを偲ぶ会にて初お披露目されました。
さりげなくかくテーブルに置かれるの図 ↑
これまで全く関係のなかったmi e ruが読んでも面白い内容は、
きっと関係者であれば胸に迫るエピソードの連続なんだろうと思います。↑