2013/06/13

ドイツの先生方によるワークショップ01


ご無沙汰してます。
先日、mi e ru渡辺は母校である広島市立大学の芸術学部で行われたワークショップに、通訳としてお手伝いをしてきました。
3日間のワークショップは、提携校であるドイツ北部の都市ハノーファーより先生が二人いらして、それぞれ 絵 画 と 舞 台 演 劇 のテーマにて開かれました。

参加人数は二つ合わせて約30名ほど。1年生がたくさん参加してくれました。
まず最初にご紹介するのは画家であるUte Heuer(ウテ・ホイヤー)先生による"Painting without Limit"です。



これはタイトルの通り、紙をはり巡らせた部屋に、赤、青、黄色、白の絵の具のみを使って、思い思いに描いてゆくワークショップです。この紙、実はドイツからわざわざ送られてきたもので、非常に強度のある紙なんだとか。。。(写真をよーく見ると、紙を張り合わせたつなぎ目が見えるかな?)
真剣に話すウテ先生。
部屋中がキャンバスになるので、みんな汚れてもよい服をきています。

そしてついにペインティング開始!!部屋を3,4のゾーンにわけ、それぞれ「軽さ」「やりすぎ」「日常」のテーマで表現します。


あっという間に「やりすぎ」ゾーンはすごいことになっています。


途中言葉を交わすウテ先生と、芸術学部の先生で国際交流委員長のチャーリー先生。チャーリー先生が、全体のオーガナイズだけでなくウテ先生の通訳を担当してくださいました。


そして、最終日には皆で成果について話し合います。
描いた中で、どの部分が好きか?描いていてどんな気持ちだったか?
普段、一人一つのキャンバスに向かう学生さん達にとって、みんなで一つの部屋に描く、という行為は精神的にも身体的にも新鮮なものであったようです。

ハノーファー専科大学は、残念なことに数年前財政難により美術学部が解体されてしまったので、現在はデザイン学部しかありません。
ただ、よいデザイナーたるもの、解き放たれた表現への感性を磨く必要があるとのことで、こうして数人ファインアートの先生方が、それぞれに自由で豊かな講座を受け持っていらっしゃいます。

渡辺はもう一つのワークショップに張り付いていたので細かいところまではわかりませんが、具象や細かく正確な描写を求められることが多い日本では、こうした大胆で抽象的な世界に触れるよい機会だったんじゃないかな、と思いました。

これらの素敵な写真を撮ってくれたのは、ハノーファーからの留学生で写真専攻のThomas Damm(トーマス・ダム)くんです。

やっぱり写真いいですねぇ〜。。。 
切り取り方が違うと、こうも見え方が違うのか。。。。








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